夏に向けたスーツの準備

☀️ 8月お盆も終わり短い北海道の夏が終わりに近づいてまいりました。

ところで夏スーツ、本当に正しく選べていますか?

梅雨が明ければ本格的な夏。スーツを着て働くビジネスパーソンにとって、気温が高い夏はスーツ選びの巧拙が快適さに直結する季節です。

「とにかく薄い生地を選べばいい」「色は何でもいい」と思っていませんか?実はそれ、大きな落とし穴かもしれません。

オーダースーツ職人として20年以上お客様と向き合ってきた経験から、夏スーツで絶対に押さえたいポイントを今回は徹底解説します。

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🧵【① 生地選び】ウール高番手 or リネン・モヘア混がおすすめ
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「夏だから薄い生地を」は正解ですが、薄ければ薄いほど良いわけではありません。極端に薄い生地は透けやすく、摩擦にも弱いため、数シーズンで傷みが目立ってきます。

おすすめはスーパー150〜180番手の細番手ウール。繊維が細いほど生地が滑らかで、適度な張りがあるため、汗をかいても肌に張り付きにくいのが特徴です。また、リネン(麻)やモヘアとの混紡素材も通気性が高く、軽快な着心地が得られます。予算に余裕があればトロピカルウールも夏の定番。ぜひ生地見本を手に取って確かめてみてください。

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💨【② 裏地の工夫】背抜き仕立て・総背抜きで体感温度を下げる
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既製スーツの多くは全面に裏地が入っていますが、これが夏の暑さの大きな原因のひとつ。背中側の裏地をなくす「背抜き」仕立てにするだけで、着用時の体感温度は体感で2〜3℃は違うとも言われます。

さらに脇部分も開ける「総背抜き」にすれば通気性が格段にアップ。袖にも薄手の裏地を選ぶと軽やかさが増します。これはオーダーならではの細かいカスタマイズ。既製品にはほぼない選択肢です。夏スーツを仕立てるなら、ぜひ職人に相談してみてください。

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🎨【③ 色・柄の選び方】ライトグレー・ミディアムネイビーが夏の正解
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濃紺や黒は熱を吸収しやすく、真夏の屋外では見た目にも重い印象を与えがちです。夏は明るめのライトグレーやミディアムネイビーを軸に選ぶと、清潔感を保ちながら涼やかな雰囲気が出せます。

柄は細いストライプや控えめなチェックが夏らしさを演出してくれます。無地に飽きたら、シャドーストライプ(光の当たり具合で模様が浮かぶ織り柄)もさりげなくおしゃれで好評です。ビジネスシーンを考えると主張しすぎない柄が長く活躍します。

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📐【④ シルエットとフィット】夏こそ、フィットが命
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汗をかくと生地が伸縮し、ルーズなシルエットはよれ感が出やすくなります。夏のスーツこそ、身体にしっかりフィットした一着を選ぶことが大切です。

特に肩まわりのフィットは見た目の印象を大きく左右します。オーダーでは肩幅・袖丈・胴まわりを一人ひとり計測するため、既製品では難しい「動いても崩れない」シルエットが実現できます。夏は薄手の分だけごまかしが利かないので、フィット感が如実に差として出ます。

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👔【⑤ 日々のお手入れ】着用後は1日休ませて、ブラッシングを忘れずに
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夏のスーツは汗・皮脂・湿気を大量に吸収します。そのままクローゼットにしまうとシワや型崩れ、臭いの原因に。着用後は必ず陰干しして湿気を飛ばし、馬毛ブラシで表面をブラッシングしてから収納しましょう。

理想は最低2着をローテーションし、1日着たら1〜2日休ませること。クリーニングは年に2〜3回が目安で、頻繁すぎると生地が傷みます。また、スチームアイロンを軽く当てるだけでシワが伸び、型も復活しやすいのでぜひ試してみてください。大切な一着を長く美しく保つのも、スーツを楽しむ醍醐味です。

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夏スーツは「我慢するもの」ではありません。正しく選び、正しく扱えば、一年で最もシャープに見える季節になります。ご相談はDMまたはご来店にて、いつでもどうぞ。職人が一緒に最適な一着をお選びします👔✨

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