サプールは、コンゴ民主共和国とコンゴ共和国で生まれた独特なファッション・ライフスタイル文化です。世界一服にお金をかける男たちとして有名な方々です!
主な特徴としては
服装スタイル
- 高級ヨーロッパブランドのスーツ(特にイタリア製)
- 鮮やかな色彩の組み合わせ
- 完璧な仕立てと細部へのこだわり
- アクセサリー使いの巧みさ
哲学・価値観
- エレガンスと品格を重視
- 非暴力主義
- 相互尊重とマナー
- 「見た目で人を判断してはいけない」という逆説的メッセージ
社会的意味
- 植民地時代からの文化的抵抗の表現
- 貧困地域においても尊厳と誇りを保つ手段
- アフリカ発のグローバル・ファッション文化
サプールの方々は限られた収入の中でも最高級のスーツを着こなし、単なるファッションを超えて生き方そのものを表現している点が非常に人気や面白みを感じられます!
ファッション哲学への影響
日本では、「外面を飾る」ことがファッションと思いがちだからです。しかし、サップの精神は間逆でした。「内面を現す」、これがファッションなのだとひしひしと感じるという視点で、日本の従来のファッション観に新たな価値観をもたらしています。
サプール哲学を現代日本に落とし込んだスーツスタイル
サプールの本質である「内面を表現する」「品格と尊厳」を日本のビジネス・カジュアルシーンに考える
スーツスタイルを考えてみましょう!
1. ビジネスシーン向け
- ベース: ネイビーやチャコールグレーの上質なウール生地
- サプール要素:
- 裏地に鮮やかな色柄(見えない部分への投資=内面重視)
- 質の高いボタン(貝ボタンや天然素材)
- 完璧なフィット感(テーラリング重視)
- 小物で個性表現(ポケットチーフ、カフス、時計)
2. カジュアル・週末向け
- ベース: ジャケパンスタイル
- サプール要素:
- ジャケット:上質なリネンやコットン素材
- 色の組み合わせ:ネイビー×ベージュ、グレー×ブラウン
- 差し色:靴下やベルト、バッグで遊び心
- 素材感重視:テクスチャーで表情を作る
3. 日本独自の解釈
- 季節感の表現: 春夏は軽やかな素材、秋冬は温かみのある色
- 職人技への敬意: 国産生地や伝統的な縫製技術
- 控えめな主張: 派手さより「さりげない上質さ」
- 機能性: 日本の気候・通勤環境に適応
4. サプール精神の実践
- 服を大切に扱う(手入れ・保管)
- 相手への敬意を服装で表現
- 「見た目で判断される」ことを逆手に取った品格の演出
- 限られた予算でも「一点豪華主義」で質を追求
- 「静かな存在感」「品のある遊び心」「職人技への敬意」「内面からの輝き」
皆様もスーツを買って着るという行為に新しい知識を用いたり、自分なりの考え方や
思想・拘り等、うちに秘めた思いをスーツという形に表現し纏う。
こんな風に考えながらスーツをオーダーしてみるというのもいかがでしょうか?
札幌オーダースーツRoiRenardでは皆様が表現したい形をスーツに表現するお手伝いが
できればと考え日々営業しております。
ぜひご一緒に自分らしいこだわりの一着を作ってみませんか?
