ビジネスコートの素材とカラーについて

ビジネスシーンで欠かせないコート選び。「何を基準に選べばいいの?」「この色って仕事で大丈夫?」そんな疑問をお持ちの方も多いはず。今回は、ビジネスコートの素材とカラーについて、基礎知識から最新トレンドまで分かりやすくお伝え致します!


ビジネスコートの代表的な素材:特徴と選び方

ウール(羊毛)【定番中の定番】

特徴 ビジネスコートの王道素材。保温性が高く、しわになりにくいのが最大の魅力です。天然素材ならではの上品な光沢と質感があり、きちんと感を演出できます。

メリット

  • 保温性に優れ、冬でも暖かい
  • 型崩れしにくく、長持ちする
  • 湿気を吸収・放出するため、蒸れにくい
  • 高級感があり、ビジネスシーンに最適

デメリット

  • 価格がやや高め
  • 水に弱く、雨の日は注意が必要
  • 虫食いの可能性があるため保管に気を遣う

こんな人におすすめ 重要な商談や会議が多い方、質の良いものを長く使いたい方。初めてのビジネスコートなら、まずウール素材を選んでおけば間違いありません。


カシミヤ【最高級の選択】

特徴 カシミヤ山羊の毛から作られる超高級素材。「繊維の宝石」とも呼ばれ、ウールよりもさらに軽く、柔らかく、暖かいのが特徴です。

メリット

  • 極上の肌触りと軽さ
  • 保温性が非常に高い
  • 上品な光沢で、高級感が際立つ
  • 通気性が良く、着心地抜群

デメリット

  • 価格が非常に高い(10万円以上が一般的)
  • デリケートで、お手入れに手間がかかる
  • 毛玉ができやすい
  • 摩擦に弱い

こんな人におすすめ 役員クラスの方、高級感を重視したい方。ワンランク上のビジネスシーンでの勝負服として。


ウール×カシミヤ混紡【バランス重視の実力派】

特徴 ウールの丈夫さとカシミヤの柔らかさ、両方のいいとこ取りをした素材。「カシミヤ10%〜30%配合」などの表記で売られています。

メリット

  • 純カシミヤより価格が手頃
  • ウールより肌触りが柔らかい
  • 耐久性とエレガントさのバランスが良い
  • 実用性が高い

デメリット

  • カシミヤ比率が低いと、その恩恵も少ない
  • 中途半端な印象を持たれることも

こんな人におすすめ コストパフォーマンスを重視する方。毎日着る仕事用コートとして最適です。


ポリエステル混紡【機能性重視の現代派】

特徴 ウールにポリエステルを混ぜた素材。最近のビジネスコートに多く使われています。

メリット

  • しわになりにくく、型崩れしない
  • 比較的軽量
  • 価格が手頃
  • お手入れが簡単(自宅で洗えるものも)
  • 雨に強い

デメリット

  • 天然素材100%に比べると高級感に欠ける
  • 静電気が起きやすい
  • 通気性がやや劣る

こんな人におすすめ 出張が多い方、雨の日も着たい方。機能性と価格のバランスを求める方に。


メルトン【カジュアル寄りの厚手素材】

特徴 ウールを圧縮して作った、フェルトのような質感の生地。厚手でざっくりとした風合いが特徴です。

メリット

  • 保温性が非常に高い
  • 風を通しにくい
  • 丈夫で長持ち
  • カジュアルな印象で親しみやすい

デメリット

  • 重い
  • フォーマル度が低め
  • 厚手すぎて、スーツの上に着ると窮屈なことも

こんな人におすすめ ビジネスカジュアルが許される職場、外回りが多い営業職の方。寒冷地での使用にも最適です。


ビジネスコートの定番カラー:失敗しない色選び

ネイビー(紺)【最も万能な色】

印象 誠実・知的・信頼感

特徴 ビジネスコートの大定番。黒ほど重くなく、グレーより引き締まった印象を与えます。スーツの色を選ばず、グレーのスーツにも、ネイビーのスーツにも、チャコールグレーのスーツにも合わせやすい万能選手。

こんなシーンに

  • 初対面の商談
  • プレゼンテーション
  • 就職活動
  • 冠婚葬祭(お葬式以外)

初めて買うなら、まずネイビー! 迷ったらネイビーを選んでおけば、どんな場面でも困りません。


チャコールグレー(濃いグレー)【洗練された大人の色】

印象 都会的・洗練・スマート

特徴 ネイビーに次ぐ定番色。黒より柔らかく、ライトグレーより引き締まった印象。特に都市部のビジネスパーソンに人気です。汚れが目立ちにくいのも実用的なポイント。

こんなシーンに

  • 日常のビジネスシーン全般
  • 会議やミーティング
  • オフィスカジュアルな職場
  • クリエイティブ業界

2着目におすすめ ネイビーの次に揃えるなら、チャコールグレーが使いやすいです。


ブラック(黒)【フォーマル度最高】

印象 格式・威厳・シャープ

特徴 最もフォーマルな色。冠婚葬祭にも使える汎用性がありますが、ビジネスシーンでは「少し重い」「堅すぎる」と感じられることも。ただし金融業界や法律関係など、格式を重んじる業界では好まれます。

こんなシーンに

  • 役員会議
  • 格式高い会合
  • 冠婚葬祭
  • 夜の会食やパーティー

注意点 カジュアルな業界では「堅苦しい」印象を与えることも。職場の雰囲気を見極めて選びましょう。


ライトグレー(明るいグレー)【春の定番】

印象 柔和・親しみやすさ・知的

特徴 春先に活躍する明るめのグレー。重くなりすぎず、爽やかな印象を与えます。ただし薄い色なので汚れが目立ちやすく、雨の日は避けたい色です。

こんなシーンに

  • 春のビジネスシーン
  • クリエイティブ業界
  • 比較的カジュアルなオフィス
  • 昼間の商談

季節感が大事 冬に着ると寒々しく見えるため、3月〜5月頃の着用がおすすめです。


ベージュ・キャメル【カジュアル寄りの上品色】

印象 温かみ・親しみやすさ・こなれ感

特徴 トレンチコートに多い色。ビジネスカジュアルが許される職場なら問題ありませんが、保守的な業界では「カジュアルすぎる」と見られることも。秋冬に特に映える色です。

こんなシーンに

  • ビジネスカジュアルOKの職場
  • クリエイティブ・IT業界
  • 外回りの営業
  • オフも兼用したい時

おしゃれ上級者向け 3着目以降の選択肢として、個性を出したい方におすすめです。


最近のトレンド:2024-2025年冬のビジネスコート事情

トレンド①:チェスターコートの進化系

特徴 定番のチェスターコート(テーラード襟のロング丈コート)が、さらに洗練されたデザインに。着丈はやや短め(膝上5〜10cm)で、よりスマートなシルエットが人気です。

トレンドポイント

  • 肩のラインがナチュラルに(パッドが薄い、または入っていない)
  • 細身すぎず、ゆとりのあるIラインシルエット
  • ラペル(襟)の幅がやや広め

カラー 定番のネイビー、チャコールグレーはもちろん、ダークグリーン(深緑)バーガンディ(ワインレッド) など、さりげなく個性を出せる色も増えています。


トレンド②:ステンカラーコートの再評価

特徴 シンプルな立ち襟のステンカラーコートが、ここ数年で再び注目を集めています。特にミニマルなデザインが好まれる傾向に。

トレンドポイント

  • すっきりとした襟元
  • 余計な装飾がないシンプルさ
  • オン・オフ兼用できる汎用性

カラー ベージュ が特に人気。次いでネイビー、グレー。


トレンド③:サステナブル素材の台頭

特徴 環境に配慮した素材を使ったビジネスコートが増加中。リサイクルウールやオーガニックコットン混紡など、エコフレンドリーな選択肢が広がっています。

背景 企業のSDGs意識の高まりとともに、「何を着ているか」も評価される時代に。特に若い世代や先進的な企業では、サステナブルなアイテムが好印象を与えることも。


トレンド④:機能性重視のハイテク素材

特徴 防水・撥水加工、ストレッチ性、軽量化など、機能性を追求したビジネスコートが増えています。「見た目はウールコート、実はハイテク素材」というアイテムも。

人気の機能

  • 自宅で洗える「ウォッシャブル」仕様
  • 撥水加工で雨の日も安心
  • ストレッチ素材で動きやすい
  • 軽量設計で出張に便利

ブランド例 ユニクロの「ウールブレンドオーバーコート」、オリヒカの「ストレッチコート」など、手頃な価格帯で機能性コートが手に入る時代になっています。


定番スタイル:時代を超えて愛されるデザイン

チェスターコート【不動の王者】

特徴 テーラードジャケットを長くしたようなデザイン。襟が大きく開いており、スーツの上に羽織っても襟が見えるのが特徴です。

なぜ定番?

  • どんなスーツにも合わせやすい
  • きちんと感が出る
  • 体型を選ばない
  • 流行に左右されない

おすすめの色 ネイビー、チャコールグレー


ステンカラーコート【シンプルの極み】

特徴 立ち襟で、前を留めると首元まで覆えるデザイン。雨風を防ぎやすく、実用性が高いのが魅力です。

なぜ定番?

  • シンプルで飽きがこない
  • 雨の日も使いやすい
  • カジュアルにもフォーマルにも対応
  • 年齢を問わず着られる

おすすめの色 ベージュ、ネイビー


トレンチコート【ビジネスカジュアルの味方】

特徴 ベルトやエポレット(肩章)などのディテールが特徴。もともとは軍用コートでしたが、今ではビジネスシーンでも定番に。

なぜ定番?

  • 防水性が高い
  • カジュアルダウンしやすい
  • オン・オフ兼用できる
  • クラシックな印象

おすすめの色 ベージュ、ネイビー


色と素材の組み合わせ:失敗しない選び方

【初めての1着】ネイビー×ウール

万能度:★★★★★ 最も失敗しない組み合わせ。どんなビジネスシーンにも対応できます。

【2着目】チャコールグレー×ウール・カシミヤ混紡

実用度:★★★★★ 日常使いに最適。ネイビーと使い分けることで、コーディネートの幅が広がります。

【3着目】ベージュ×ポリエステル混紡

おしゃれ度:★★★★☆ カジュアルシーンも視野に入れた選択。機能性も高く、雨の日に活躍します。

【上級者】ブラック×カシミヤ

格式度:★★★★★ 格式高いシーンでの勝負服。品質の良いものを1着持っておくと、いざという時に安心です。


まとめ:あなたに合ったビジネスコートの選び方

迷ったらこの組み合わせ!

  • 1着目:ネイビーのウールチェスターコート
  • 2着目:チャコールグレーのウール混紡ステンカラーコート
  • 3着目:ベージュの機能性素材トレンチコート

素材選びのポイント

  • 保温性重視なら:ウール、カシミヤ
  • 機能性重視なら:ポリエステル混紡
  • コスパ重視なら:ウール・カシミヤ混紡

カラー選びのポイント

  • 保守的な業界:ネイビー、チャコールグレー、ブラック
  • カジュアルOKな職場:上記+ベージュ、ライトグレー
  • トレンドを取り入れたい:ダークグリーン、バーガンディ

ビジネスコートは毎日着るものだからこそ、素材とカラーにこだわって、長く愛用できる1着を見つけてくださいね。質の良いコートは、あなたのビジネスシーンを確実に格上げしてくれます。コートについてもご相談等ありましたらぜひオーダースーツRoiRenardに一度お問い合わせ下さい。

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