スーツ選びで重要なのは、素材だけでなく**生地の「織り方」「厚さ」「テクスチャー」です。同じウール素材でも、生地が違うと見た目・着心地・高級感が全く変わります。
「素材」と「生地」の違い
素材 = 何でできているか(ウール、ポリエステル、コットンなど)
生地 = 素材をどう織ったか、どんな風合いか(織り方や表面の質感)
同じウール素材でも、織り方次第で全く別の生地になるんです。
スーツ生地の織り方による分類
綾織り(最も一般的)【スーツの約80%】
経糸と緯糸が斜めに交差する織り方。スーツの王道生地。
特徴:表面に斜めのラインが見える、高級感がある、動きやすい、ビジネスシーンに最適
代表的な生地:トロピカル(夏向け)、ギャバジン(秋冬向け)
メリット:ほぼ全てのビジネスシーンで活躍、高級感がある、万能
平織り
経糸と緯糸が上下に交互に通る、シンプルな織り方。
特徴:表面がフラット、光沢感がある、高級感がある
メリット:高級感、耐久性が高い
デメリット:やや硬い、スーツでの採用は少なめ
朱子織り
経糸と緯糸の交差が少なく、表面に光沢感が出る織り方。
特徴:最高級の光沢感、生地が滑らか
メリット:最高級の高級感、エレガント
デメリット:ビジネスシーンには不向きなことも、価格が高い
生地の厚さによる分類
薄手生地【春夏向け】
- 特徴:涼しい、軽い
- メリット:快適
- デメリット:耐久性が低い、透けることがある
中厚手生地【最も一般的】
- 特徴:バランスが取れている、ほぼ全てのビジネススーツに採用
- メリット:最も実用的、耐久性が高い
- デメリット:なし(最もおすすめ)
厚手生地【秋冬向け】
- 特徴:厚い、暖かい、高級感がある
- メリット:非常に暖かい、耐久性が高い
- デメリット:重い、夏は着られない
テクスチャー(表面の質感)による分類
無地
最もシンプル、ビジネスシーンに最適、信頼感が高い
ストライプ
特にピンストライプ(細い縞)は高級感があり、ビジネスシーンに最適
チェック・格子模様
個性的。グレンチェック(小さな格子)ならビジネスでも使える
起毛生地(フランネル、ツイード)
ざっくり感、高級感がある、秋冬向け
光沢感のある生地
最高級の高級感、エレガント、夜間のビジネスシーンに最適
【2026年トレンド】今選ばれている生地
ストレッチ入りの綾織き【最も選ばれている】
ウール+ポリエステル+ポリウレタンの三素材で織られた生地。
特徴:見た目は標準的な綾織りだが、抜群の動きやすさ
メリット:座っても突っ張らない、肩の動きがスムーズ、毎日着に最適
価格帯:中程度(4万〜8万円)
コットン混紡の綾織き【春夏向け】
コットン50%+ウール40%など、涼しさと高級感を両立した生地。
メリット:涼しい、肌触りが優しい
価格帯:やや高い(5万〜10万円)
ウォッシャブル綾織き【実用性重視】
ポリエステル主体だが、綾織りで織られているため見た目は標準的。自宅で洗える。
メリット:手軽、出張向け、クリーニング代の節約
価格帯:手頃(1万5千〜4万円)
プレミアムウール【品質重視】
イタリアンウール、スコットランドウールなど、高級ウール素材の綾織き。
特徴:素材感が豊か、肌触りが柔らかい
メリット:生地の質感が明らかに違う、5〜10年は快適に着用可能
価格帯:高い(8万円以上)
季節別・生地選びのポイント
春夏向け:トロピカル、コットン混紡、サマーウール
秋冬向け:標準的な綾織り、ギャバジン、起毛素材
生地選びの実践フロー
- シーズンを決める:春夏か秋冬か
- 優先順位を決める:快適さ、品質、手軽さ、価格のどれを重視するか
- 個性を出すか決める:無地か、ストライプか、チェックか
- 生地を触る:肌触り、ツヤ、厚さを確認
- 試着する:見た目と着心地を確認
最後に
最もおすすめ:ストレッチ入りの中厚手綾織り
高級感と快適性を両立し、ビジネスシーンで最も選ばれている生地です。生地にこだわることが、質の良い、長く愛用できるスーツを手に入れるための第一歩。ぜひ実践してみてください!
オーダースーツロイレナードでは様々な素材感の生地や、裏地の入れ方形状についてもご相談に乗ることができます、少しでもスーツに謎が出た際はご相談ください!
